WHAT IS YO-YO?

ヨーヨーとは?

日本で1000万人が遊んだおもちゃ「ヨーヨー」

世界中で多くの人が楽しんだことのあるヒモに結ばれ上下に動く「おもちゃ」。紀元前以前より存在し、いろいろな時代の様々な国で多くの人々に親しまれてきました。日本でも度重なるブームを巻き起こし、毎回、社会現象になるほどの人気ぶりでした。戦後だけでも、数度のコカコーラヨーヨーブームとハイパーヨーヨーブームがあり、各世代合わせると全国で1000万人近い人が、ヨーヨーを経験しています。

 

世界と競い合うフリースタイル

おもちゃとして広く親しまれてきたヨーヨーですが、現在は10代20代を中心に、ひとつのカルチャー、スポーツとして根付いてきています。多種多様な音楽に合わせてリズミカルに技を繰り出す「フリースタイル競技」がその中核となり、世界中の若者を巻き込んでその人口を日々、拡大しています。

 

何万円もするアルミ削り出しのヨーヨーが主流に

競技の発展と共に、ヨーヨー自体も「おもちゃ」から「競技用品」として進化してきました。昔は、木やプラスチックでできていたヨーヨーも、今は、多くがジュラルミンなどのアルミ合金の削り出しでできており、価格も1、2万円から、チタン製の6万円のものまで使用されています。競技選手が扱う場合、回転数が初速で1万RPMを超えることもあり、非常に高い回転精度を求められます。その結果、日本の職人気質の町工場で生産される国産ヨーヨーが世界的に高い評価を得ており、海外では高値で取引されることもあります。また、海外製の物で、30分を超える空転の世界記録を出すヨーヨーも存在し、多くの人の持つ「上げ下げするプラスチックのヨーヨー」のイメージから大きく変わりつつあります。